自由通路ができて往来が楽になった新宿駅の実際。駅全体としてはまだまだ工事はつづいているのですが、それでもかなり利便性がたかまったはずでは。

1日平均約350万もの人が乗降するとしてギネス認定もされている「新宿駅」。

そんな駅周辺の利便性を向上させるため7月19日、長年待望された「東西自由通路」が開通した。これまで改札外からは迂回しないと駅東西の横断ができなかったが、東西自由通路の開通により、東口と西口の行き来がかなり簡単にできるようになった。

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■東西横断の時間は1分に!

新宿駅

……とはいえ、いつ行っても人でごった返している新宿駅。本当に駅周辺の行き来は便利になったのだろうか? 長年東京に住んでいるしらべぇ記者が実際にその様子を見てきたと同時に、実際の街の声を聞いてきた。

まず、実際に東西自由通路を使って東口から西口まで歩いてみた。通路も広くて歩きやすい。通路は約100mで、ゆっくり歩いても1分ほどで西口に到着した。

今までは改札で西口と東口が分断されていたため、急ぎの待ち合わせの時に改札外から東西を横断するには一度入場券を購入するしかなく、大人は1枚140円を払わなければならなかった。

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■それまでは17分…

新宿駅

新宿駅は駅自体も大きいので、外を回って東口〜西口を移動するのも一苦労。一応、実際に今までのルートも歩いてみることにした。

JR新宿駅には北口はなく、北回りで向かうなら「メトロプロムナード」という地下道を通るしかない。出入り口も限られているため、南口を経由する人が多いだろう。西口地上出口を出て、バスロータリーを横目に見ながら南口方面に歩く。

西口〜南口の移動だけでも5分以上かかった。そして南口から東南口のエスカレーターに向かう。今度は北に向かって歩き、新宿ルミネエストの地下階段を使って東口へ向かった。

人が多いので徒歩ではあまりスピードがでない。女性の足で約17分。ダイエットにはなるが、仕事終わりに待ち合わせる時には、この移動はたまったもんじゃない。


■ショッピングや待ち合わせの移動は便利に

新宿駅

実際に東西自由通路を利用していた新宿の人々にも、感想を聞いてきた。

「新宿は飲み会の約束で寄ることが多い街でしたが、待ち合わせの出口が決まるまで、改札の中で待つことが多かったです。待ち合わせの相手と万が一別の出口から出てしまうと、合流に10分以上かかる。今度からは清々しく改札外に出て、ショッピングして待っていることもできるので、とてもありがたいです」(20代女性・大学生

「改札外で逆側の出口への行き方を尋ねられたことが何回もあるので、間違える人が多いんだろうなあと思っていました。これで迷う人が減るなら、いいんでしょうね(30代男性・不動産営業)」

待ち合わせの際にスムーズになることを喜ぶ人は多いようだった。ショッピングという観点でいくと、例えばこれまでは東口のルミネエストから、西口のルミネ1や京王百貨店にはしごするのにも、南口を経由して外回りをするしかなかったので、だいぶ便利になりそう。

■通勤利用者からは渋い声

新宿駅

「新宿には長年通勤してますが、通勤という観点ではあまり変化はないですかね。今は逆に駅構内の工事が終わっていなくて、朝は改札内が前より混んでいるのがちょっと不便(40代男性・金融)」

駅構内はまだ工事が終わっておらず、朝は改札前が混むようになったそうだ。また。階段の位置も変わったため、通勤の際の「ベストポジション」も変わってくる。

例えば渋谷駅から新宿駅に向かう場合。ハチ公口から先頭車両に乗り込むと、新宿駅コンコースの北端にある階段が目の前だったので、渋谷から乗り換える筆者はいつも山手線外回りの先頭車両を利用していた。が、今回の工事で階段の位置が3両目あたりにずれてしまった。

これまでの慣れたルーティーンから変えなければいけなくなったこともあり、通勤に使っている人からは渋い声も上がっていた。


(取材・文/しらべぇ編集部・ミクニシオリ

新宿駅の大改革「東西自由通路」は何をもたらした? 現地で聞かれた意外な声


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